広島市中区白島北町の永山医院。内科を始め、大腸がん、子宮がん、すい臓、乳がんなどに対する免疫療法、ハスミワクチン、ビタミンC点滴など対応可能

汐見院長通信(EBM)
EBMとは
根拠に基づく医療とは、「良心的に、明確に、分別を持って、最新最良の医学知見を用いるとされる 」医療のあり方をさす。エビデンスに基づく医療とも呼ぶ。十分に注意深く実施された医療研究で得られた証拠を採用することによる意思決定を最大限に活用する医療行為の1つである。
参考:「根拠に基づく医療」(2023年10月15日(木曜日)1:33 UTCの版) 『ウィキペディア日本語版』

ハスミワクチンは約70年前から続いています。
先代の蓮見喜一郎先生が、まだ免疫という概念もない時代に、研究され作成されました。
当時日本で最も多かった胃がんの抗原を使ったハスミワクチン第一号です。

先日45年前にハスミワクチンを使用されていた方が相談に来られました。
45年前????ネットで検索できる時代でもなく、
なぜその時代にご存じだったのか不思議に思い聞いたところ、
当時のご近所さんから教えてもらったそうです。
ご近所さんは骨肉腫と診断され、腕を切断しなければならないと言われ、死んでも嫌だと先代の蓮見先生に東京まで行って診て頂き、蓮見ワクチンのおかげで、幸い切断することもなかったそうです。
そのことを知っていたので自分の奥様が、がんになられた時には直ぐに蓮見先生のもとへ行かれたそうです。
そして、この度、ご自身が、がんになり、相談に来られたという経緯でした。

お元気な高齢者のその方はご自身で打つタイプのカートリッジを練習され、無事帰宅されました。

長い間、患者さんが信じて使われて、お元気な姿を見ることが、わたしにとってのEBMです。