広島市中区白島北町の永山医院。内科を始め、大腸がん、子宮がん、すい臓、乳がんなどに対する免疫療法、ハスミワクチン、ビタミンC点滴、Lypo-C、リポカプセル、水素吸入など対応可能

汐見院長通信(桜の話)

日本人の大好きな桜の時節となりました。 毎年開花予想が出されますが皆さんは600°Cの法則というのをご存知でしたか?

「600度の法則」とは2月1日からの最高気温を足していって合計(積算)が600度付近になるとサクラが咲くというものです。 

去年は3月27日15時までで732度で、すでに積算温度が730度を超えたそうです。
ちなみに積算温度が730度を超えての開花は過去もっとも積算温度が大きかった1962年の768度以来ですから実に62年ぶりの珍事だったそうです。
そしてもうひとつ開花に影響をするのは「休眠打破」だそうです。

「休眠打破」とは桜の蕾(花芽)は冬に入る前にいったん休眠し成長を止めます。 そして冬の厳しい寒さによって再び目を覚まし(休眠打破)そこからは春の暖かさによって成長していくというものです。  サクラはただ単純に暖かいだけでなく冬の間に一定程度の寒さがないと開花スイッチが入らないので冬が暖かすぎると開花が遅れるのです。  
実際にその昔はサクラの開花というと鹿児島や宮崎など九州南部が全国で一番早く開花することもありました。ところが近年は九州南部の冬は暖かすぎてサクラの開花が遅れるという事態も起こり九州より先に高知が開花することもありました。

暖冬といってもサクラの開花が遅れるほどでは無かったのに、、都市気候の影響で冬の温度が高すぎて開花が遅れるということになっているのかも知れません。

ちなみに今年の広島の開花予想は3/29頃、満開は4/7ということです。

最近の”寒の戻り”の行ったり来たりはまるで人生のよう。。。
でも、春は必ず来ます。今年も美しい桜を見られることを楽しみに日々お過ごしください。