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NK細胞療法

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NK細胞療法

NK細胞療法とは?

NK細胞はリンパ球に含まれる免疫細胞の一つで、生まれつき外敵を殺傷する細胞です(ナチュラルキラー細胞)。
NK細胞はがん細胞を直接見つけ出し、単独で殺傷します。

当院のNK細胞療法のNK細胞は、米国蓮見研究財団 珠光会で培養している細胞です。

NK細胞療法の特徴

人間のからだには細菌やウィルスなどの外敵から身を守るためのふたつの防御機能があります。ひとつは人が生まれてから自然に備わっている免疫(自然免疫)、もうひとつは外敵に対する記憶をもとに誘導される免疫(獲得免疫)です。がん免疫療法の内、獲得免疫を利用したものががんワクチンであり、がんに対する自然免疫の代表であるNK(ナチュラルキラー)細胞を利用したものがNK細胞療法です。

NK細胞の準備

NK細胞療法はNK細胞とがん細胞との接触の機会を増やすことが有効です。そのためには患者さんから血液をいただき、得られた血中のNK細胞を出来るだけ増やして、再び患者さんの体内に戻してあげる必要があります。

はじめに30mlの採血を行い、クリーンルーム(無菌室)にておよそ3~4週間掛けてNK細胞の培養を行い、治療に必要なNK細胞の準備をします。

抗がん作用の確認

すでに珠光会の治療型がんワクチンにて進行がんが消失している患者さんで、なお且つ同じ患者さんから取り出したがん細胞の培養に成功している例があります。下の電子顕微鏡写真は、患者さん自身のがん細胞とその患者さんから誘導したNK細胞を混合して培養してみたものです。高率にNK細胞ががん細胞を排除している様子が見られます。

【破壊されたがん細胞】
NK細胞の攻撃で破壊され、アポトーシスに至ったがん細胞
細胞膜表面に穴があき、微細構造が失われている

写真:攻撃するNK細胞とアポトーシス死したがん細胞
(米国法人蓮見国際研究財団所有)

NK細胞の大量培養

今までNK細胞を大量に培養することは困難とされていましたが、増殖因子の選択により、これまで以上に細胞を収穫することが可能になってきました。

NK細胞を有効に使う

一般的にNK細胞療法は静脈内への点滴でNK細胞を投与します。NK細胞療法ではがん組織とNK細胞との接触面積を増やす事が有効であるために、病状によっては動脈へNK細胞の投与を行ったり、腹腔内、胸腔内、腫瘍内に直接投与する方法も検討されます。そうすることによりNK細胞のがん細胞に対する有効性を直接調べることができます。

患者さんの病状に応じてNK細胞の有効な投与法を検討することが大切です。

NK細胞の有効性の条件

NK細胞ががん細胞を攻撃できる条件として、がん細胞の膜上に発現される組織適合性(classⅠ)抗原の量があります。
がん細胞側のclassⅠ抗原の発現が少ないほど、NK細胞療法の有効性が期待できます。
臨床的には自覚症状や、延命率の改善などが認められます。

但し、NK細胞療法をお受けになったすべての患者さんに同様の変化がおきるとは限りません。
採血時の細胞の状態が悪い場合や、がんの進行による影響でNK細胞がうまく増えなかったり、NK細胞としての機能が十分発揮できない場合もあります。

NK細胞療法の流れと費用について

1.採血

  • NK療法は6回で1クールとなります。
  • 1回分に必要な血液量は32mlです。
  • ただし初回は2回分採血し、感染症の検査をさせて頂きます。(約64ml)

2.注入

  • 採血から初回注入までは3週間~1カ月かかります。
  • 2回目以降の注入は2週間ごとになります。
  • 当院では毎週水曜日にNK細胞療法を行っております。
  • 点滴時間は約30分です。
  • 東京からの空輸の為、天災等でやむを得ず日程に変更が生じる場合は、当院から変更の連絡をさせて頂く事がございます。

3.料金

  • 細胞培養料金は、1回24万7,320円(税込)です。(1クール=148万3,920円(税込)となります)
  • 採血及び注入時、別途手技料金として5,000円~1万5,000円(税込)かかります。
  • 感染症検査代は、9,720円(税込・自費)となっております。
  • 詳しくは当院までご相談下さい。

NK細胞療法Q&A

このNK細胞療法はどこで開発されたの?
主に米国法人蓮見国際研究財団と米トーマス・ジェファーソン大学内の蓮見研究室が中心となり開発しました。
NK細胞療法の適応について
すでに手術ができない方の延命や、術後の再発防止に適応があります。
どのくらいの有効性がありますか?
がんワクチンにより誘導されたリンパ球(CTL)だけでは、がん細胞と闘うには不十分な場合があります。
そのような時にNK細胞を併用することでからだの免疫にとって援軍として作用します。
副作用の心配は?
重篤な副作用の報告はありませんが、NK細胞が体内に入り活動を始めた際に、37~38度程度の一過性の発熱をする場合があります。体内の免疫応答の結果と思われます。
抗がん剤と併用できますか?
抗がん剤治療の補助として、NK細胞療法は有効性が高い治療です。
両者の効果が高められ、抗がん剤の副作用の軽減があげられます。
NK細胞は保存できますか?
培養してしまったNK細胞の保存はできません。NK細胞は極めて敏感でナイーブな細胞で、温度変化などにも弱く、低温下での保存には向きません。よってNK細胞の完成日と患者さんの予定を事前に十分打ち合わせをしておく必要があります。培養されたNK細胞が製剤出来たら、12時間以内の投与が望まれます。
培養前であれば、東京で血液をお預かりできますので、投与を見合わせる場合は、早目の連絡をいただいております。
NK細胞の安全性は?
NK細胞の歴史は古く、1970年代から始まりました。一般的にも広く行われている細胞療法です。
当院で行うNK細胞療法は米国法人蓮見国際研究財団で開発された培養技術が用いられています。米国法人蓮見国際研究財団は1999年に設立され、2011年にノーベル医学賞・生理学賞を受賞された故ラルフ・スタインマン博士も長年技術顧問として携わっていました。
2014年「再生医療等の安全等を確保する法律」が施行されましたが、当院で使用しているNK細胞は厚生労働省から許可を得ております。
医療法人社団珠光会細胞医療センターで培養しておりますので厳しい管理体制のもと高い安全性が確立されています。
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