“人生を豊かなもの”にするための医療
このたび永山医院を継承いたしました汐見千寿です。
祖父の永山研吉郎が広島市中区に当院を開業したのは、今から90年ほど前――。祖父から母の永山多壽子が当院を受け継いだのが1965年ですから、母はこの地で50年以上も治療に
「医は仁術なり」
祖父が目指した医療の姿です。
当院を訪れる患者様たちに向き合っていると、この言葉の意味を改めて考えさせられます。そして、祖父、母に続き、人間を一貫して診続ける医療を極めたいと、密かに意を強くするのです。
現代医学は多くの人に恩恵をもたらしました。しかし、逆に救いを絶たれてしまった人も少なくありません。医学が自らの標準と定めた治療。それで効果が望めない人は、見捨てられてしまったのです――例えば「がん難民」というレッテルを張られて。人間は健康をもたらすはずの医学によって、新たな苦悩を抱えることになってしまったわけです。
しかし、病気を治療する方法は、現代医学がいう“標準治療”だけではありません。民間医療といわれる治療法には、
その代表的な治療法が「免疫療法」です。免疫療法は最先端の治療法でありながら、副作用のない身体に優しい治療法です。当院では70年以上の歴史を誇る「ハスミワクチン」をはじめ高濃度ビタミンC点滴療法を行っています。
病になるにはそれなりの理由があります。そういう意味で、病気はこれまでの人生を見直すチャンスだともいえるでしょう。
人生は楽しく豊かなものであるべきです。永山医院という伝統の場を通じ、少しでもそうしたメッセージが発信できれば、医師として大変幸せです。今後とも当院をお見守りくださいますよう、お願い申し上げます。
医療法人社団寿会 永山医院
院長 汐見千寿